思うて学ばざれば則ち殆し

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 胡錦濤国家主席の来日について

<<   作成日時 : 2008/05/11 20:44   >>

トラックバック 1 / コメント 0

 首相が靖国に行かないから実現した首脳会談でしょ。何を合意しようと何だか白けてしまって書く気もしないのですが、「人気blogランキング」では「ニュース全般」でエントリーしてるもんですから、一応何某かを書いておきます。それにあんまり更新しないと、本当に皆さんにソッポを向かれてしまいますもんね。

 と言うことで外務省のサイトを、よくわからんところはスッ飛ばしてザザーと読んでみました。
外務省 胡錦濤中国国家主席の来日

 どれもこれも目がチカチカするくらいの美辞麗句が並んでいますが、でも「双方は、歴史を直視し、未来に向かい(共同声明)」ってのが引っ掛かります。これって首相が靖国参拝しても文句を言わないってことでしょうか、反日教育は止めるってことでしょうか、そんな訳ありませんね。「歴史を直視し」ってありますし。

 そもそも首相が靖国参拝をしないからこその首脳会談だし共同声明だし日支友好なのですから、保守の星・安倍氏をも批判してた私からすると、歴史認識問題で戦わずして無条件降伏したような気分です。小泉政権時代の騒ぎを忘れちゃったのかなぁ、保守派の方々は…。チベットを心配している場合ですか?

 それとチョット気になったのがこのセリフ。「中日両国の国民の間には2,000年以上にわたる友好往来の歴史があります(記者会見:胡主席)」。まぁ平成10年の日中共同宣言にも似たような文言があるんですが、これって我国が2000年以上支那の冊封を受けていたってことでしょうか。それとも聖徳太子以来、1400年間は政冷経熱だったことを認めているのでしょうか。その辺の歴史認識で随分と意味が変わると思うのですが…。

 まぁ細かく突っ込まなくても良いのかもしれません。陛下も晩餐会で鑑真和上に触れられ、「長い歴史を両国民が共に顧み、未来に向けて友好のきずなを深めていくことを願っております」と仰せですから、国家間の交流ではなく(玄宗帝は鑑真の渡日を許さなかったそうです)、単に「文化交流(摂取?)」と捉えれば良いのでしょう。

 歴史認識については、日支双方の国民がこんなですからしょうがないのかもしれません。なんせ保守派の方々ですら忘れている様ですから。今の福田首相には望むべくもありませんが、たとえ安倍氏だったとしても、国民がこの通りですし、ナベツネ・中曽根・森の影響下にあったようですから、大して差はなかったと思います。

 歴史認識でここまで屈服して合意を積み重ねてくると、果たして将来の総理大臣は、靖国を参拝できるのでしょうか。私には絶望的に思えるのですが…。

 この辺が私の最大の懸念ですが、それ以外もチョット。

 何だか防衛大臣の訪支とか、自衛隊と解放軍の交流とかが謳われているようですが、ガス田で砲艦外交マガイのことを受けていて、暢気なものだなぁって感じです。今更調査船ってタイミングでもなさそうですが、そのことへの抗議なり不満の表明なりがあって良いんじゃないでしょうか。我国にとってはチベットよりこっちの方が重要だと思うのですが…。

 支那の環境問題への協力については、私にはよくわかりません。排出権の取引で有利になるのかな?、とも思うのですが、しかし排出権市場ができるって話ですから、結局は相場の話で、値段なんて今の段階ではわからないのではないか、とも思います。ってことは、協力費と排出権の値段の比較もできないのですから、我国にとってメリットが有るのか無いのかわからないってことで、それで互恵関係と言えるのだろうか、形を変えたODAではないか、などと思ってしまいます。

 さて、次は毒ギョーザ問題ですが、これについては面白い記事を読みました。
チャイナ・ハンズが見る日本―B―(NIKKEI NET)2008/3/21

 またしても鈴置高史編集委員の論評ですが、これまでこのブログでは@、Aと取り上げてきましたから、ついでにここでBも取り上げておきます。以下は私が気に入った部分の要約です。
 香港のチャイナ・ハンズは、毒ギョーザ問題での日本の対応に疑念を持っている。もし香港だったら、とっとと輸入禁止にして、支那側が状況を改善したと判断できた後に輸入を再開する。しかし検査の手は緩めない。ただし、支那現地での原因究明・犯人探しにはさほどこだわらない。

 たとえ1つの事件で原因究明・犯人探しが曲がりなりにも何とかなったとしても、支那からすると珍しい事件ではないから、また何処かの企業がやらかす。そしてその状態を支那政府はどうすることもできない。このことを香港人はよく知っている。

 だから香港のチャイナ・ハンズは、「中国側に原因があるに決まっているのに、ことさら調べ続けては中国犯人説を何度も唱える日本。中国のイメージを悪化させようという政治的目的からに違いない」とか「食品のことだから『疑わしきは罰する』のは当然。なのに、輸入を続ける日本。本当は日本側に原因があるのではないか。それで、あえて中国犯人説を大声で唱えるのではないか」とか思うのだ。

 科学的調査結果を示せばそれを基に議論が進められるなどと、支那を常識ある普通の先進国並みに扱ったのが間違いだ。それを媚支派の福田政権は、支那の不興を買わない為に「共同調査」などとするから、支那は香港と同じ様に、自国のイメージを悪化させようとしていると感じ、却って支那の不興を買ってしまっている。

 反支那派からすると、これを機に政治に無関心な国民が支那の実態に気が付き、反支那感情が広がることを喜んでいる。でもこの行為は世界の笑い者だし、それに一方的に輸入禁止できたのに今では「引き分け」に持ち込まれてしまっている。(やはり外交的には負けだろう:カァ)

 なるほどね〜ってのと、我国も米国とのBSE問題では同じ対応ができたのに…って感じです。要は、支那がどういう国かということを弁えて対処しましょうってことですね。

 そう考えてみると、チベット問題でも似た様なことが言えるかもしれません。

 私としては、チベット人の願いが叶うことを願い、ダライ・ラマ法王を支持していますし、「フリー・チベット」といった民間の運動も重要だと思っています。それに、日頃政治に関心がなく、ただ単に「お隣の国だから仲良くしよう」としか考えていない多くの国民に、支那の実態を知って頂くという点でも評価できます。しかし余りに過激な支那への批判は、却って普通の国民にドン引きされるのではないかと心配になります。

 この運動はあくまでも支援であって当事者の運動ではありません。私は国家の自主・独立は己の力で成し遂げるものだと思っています。ですからダライ・ラマ法王の非暴力は憲法9条の精神と同じ様なものを感じ、その点では支持しません。

 北京五輪が成功しようと失敗しようとチベット問題は解決しないでしょうし、ブッシュ大統領は開会式出席を翻してはいません。急先鋒だった仏国も、カルフール襲撃で支那に屈した模様です。国際社会とはこういったものでしょう。当事者が非暴力では支援運動もそこまでです。それ以上いくと、支那にギャフンと言わせようとすることだけが目的になってしまいます。

 そんなところから、無用な反発が生まれるのでしょう。陛下が胡主席をホテルまでお見送りに行かれたことを「陛下を呼び出した!」などと怒っている方もみえましたが、これは「国賓来日時の恒例行事」です。支那に限ったことではありません。それに「胡主席が陛下に『謁見』」なんて文言も見かけましたが、陛下と支那の国家主席とは国家元首という立場は同じで対等です。この場合は『会見』とすべきでしょう。

 支那にギャフンと言わせることを政府に要望している方も多いようですが、政府が行う外交とは交渉ですから、私としては、支那がどういう国かということを弁えて国益を考え、それなりの対応をしてくれることを望みます。

 ブッシュ大統領やサルコジ大統領の様子からしたって、我国がどうこうできる問題ではありません。ですから福田首相はそこそこ無難に乗り切った、という感覚でいます。ただ、今後とも支那を牽制するのに威力のありそうな「人権カード」を充分に利用したかとなると、「?」ですが…。

 やはり我国を含め、先進各国が対支那外交において、「人権カード」を振り回しながら自国の国益を有利に通していくことが、支那にそれを不利に思わせ、チベットの人権問題を改善に向かわせる道につながっていくのではないかと思います。

 そのように考えてみるとこの報道からすると…
「無事釈放を…」安倍前首相発言で緊張走る(イザ!)05/08 18:37

 何だか安倍ちゃんが「おマヌケ」に見えてしまいました。

 以上が、胡錦濤主席来日についての、私の感想です。

人気blogランキング←"人気blogランキング"に参加しています。

 因みに「チャイナ・ハンズが見る日本―C―(2008/4/14)」では、韓国のチャイナ・ハンズには騙されるな!ってことが書かれています。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
胡錦濤主席の訪日について
1.日中首脳会談引き分けと晒し者になった胡錦濤主席 ...続きを見る
日比野庵 離れ
2008/05/18 11:17

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

とどめおかまし 大和魂

皇統護持
皇統護持 北方領土の日
北方領土 竹島の日
竹島問題 Takeshima is Japanese Territory.
takeshima, dokdo, dokto, tokdo, tokto
타케시마는 일본의 영토입니다.