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以前に取り上げた鈴置高史・日経編集委員の論評の続編です。 チャイナ・ハンズが見る日本―A―(2008/2/27)(NIKKEI NET) 前回の論評は、英国人のチャイナ・ハンズを取り上げ、「いつまでも支那よりも優位だなんて幻想に囚われず、国家規模などを考慮し、もっと冷静に現状と将来像を分析して、国際的政治力を如何に維持・強化していくかを考えよう」という趣旨でした。 今回の論評では、仏国人・印度人・パキスタン人のチャイナ・ハンズを取り上げています。その辺の対比が面白いので、まずはその部分を抜き出してみます。 まずは仏国から ○「中国の台頭こそ、米国の一極支配を防ぐ格好の材料ではないか。ことに中国と近しい存在になりうる日本にとっては」――。フランスのあるチャイナ・ハンズがこう言い切った。フランスの中国屋は、顔をしかめて中国の強大化を語る英国の同業者とは明らかに異なる。 なるほど、でも、戦争は弱いのに何故かいつも戦勝国側にいる仏国とは違って、我国は外交が下手ですからね。とてもそんな器用な真似はできないと思います。 これに対して印度人は ○「フランス人はわかっていない」――。あるインドのチャイナ・ハンズははき捨てるように言った。「中国を操って米国を牽制する?。そんな発想は絵に描いた餅だ。中国はフランスごときの手におえはしない」。そして「こんな夢想を語っていられるのも、中国から遠く、その巨大化が自国の存続に決定的な意味を持たない気楽さからだ」。 最後の「最近よくある会話」には驚きました。まるで私みたいです。 嫌支の方の中には、パール判事の件などから印度を親日と思い、印度と手を組むことで支那に対抗しようという意見があります。私も基本的には賛成なのですが、でも印度だってバカじゃない、支那と日本を天秤に掛けるくらいはするさ、とも思い、最近の印度・支那間の「経済協力の拡大」を見て、更にその感を強くしていました。 さて、昨年の12月に、支那人に対しての次のようなアンケート結果が報道されました。 中国人が「最も嫌いな国」は、日本ではなくなった! 印度は嫌いな国の3位以内に入っていませんが、戦争もしてますから、おそらく好きな国ではなく、嫌いな国の方がランクは上でしょう。そして印度と対立するパキスタンは、支那人からすると好きな国で第1位です。 そんなことを頭の片隅において以下を読むと、パキスタンの戦略が、何となくではありますが、ぼんやりと感じられます。 米中双方の戦闘機 我国は国際的なアンケートで、最も信頼できる国だったか世界に貢献している国だったか忘れましたが、そういうアンケートで1位でした。しかしこれは戦後の「全方位土下座外交」「お人よし外交」の結果であり、安全保障とか国際政治力の獲得などのような、何かの戦略の結果ではありません。だからこのアンケート結果に驚き、単純に喜ぶだけなのです。 私は安全保障や国際政治力の獲得の為に、もっと狡猾な外交をして欲しいと思います。 ◇ とは言いましても、以下の部分を読むと、鈴置氏の言われるような、普通の大人の外交は、我国にはまだまだ無理なような気がします。 <前略>欧州の旧植民地であり欧州が最大の利権を持つアフリカに対し、中国が援助攻勢をかけ勢力を扶植しつつある。当然、フランスを含む欧州は何らかの対応策を迫られていた。 論評の中では、媚支派には批判的に言及し、嫌支派には言及していません。それでも結論として「中国べったりの日中友好」と「何が何でも反中」と、双方を批判しています。嫌支派の方からすると「何だ?」と思われるかもしれません。でも私は共感してしまいます。 私は支那・朝鮮が嫌いです。ただ朝鮮は、分断のままなら規模が小さいですし、もし南北統一となっても、韓国が被る経済的ダメージは大きく、それほど脅威を感じません。問題は朝鮮に同調する左巻きの存在だけです。しかし支那の場合、東シナ海のガス田の交渉でも武力をちらつかせた交渉がされており、私としては脅威を感じ、「敵性国家」に近い認識になっています。 しかしそれでも、現在のネット内の嫌支・嫌韓には違和感を持ちます。端的な例は、安倍政権時代の歴史認識問題です。 当時の安倍首相は靖国に「行くとも行かないとも言わない」という曖昧戦術を取りました。それに対して安倍マンセー保守は、「支那・朝鮮を遣りこめた!」などというチンプンカンプンの説を唱え、喜んでいました。結局のところ安倍氏は首相として靖国を参拝していないのですから、私からすると安倍マンセー保守の方が遣り込められたとしか思えません。 これは、安倍マンセー保守にとって反支那・反朝鮮の方が大切で、首相の靖国参拝など二の次三の次だったということでしょう。 米国議会での従軍慰安婦に関する非難決議の時もそうです。自国の潔白を晴らす為なのに、事実を事実として口にすることも出来ない関係なんて、従属関係以外の何者でもありません。岡崎久彦氏のような、完全に米国に飲み込まれた媚米保守ばかりでした。ホンダ議員など二の次三の次です。まずは自国の対応を非難すべきです。 結局のところネット内の嫌支・嫌韓というのは、昔の社会党・現在の民主党のような、反対するだけの政党に似ていて、支那・朝鮮に反発しているだけです。首相の靖国参拝など、己の根幹がなくスカスカの状態だ、ということです。 私としては、鈴置氏の「何が何でも反中」というのを、その様に解釈しました。 そこから考えると、鈴置氏の言われるような戦略の前に、「大人の世界」で外交が出来るように、まずは大人にならなければなりません。地球市民の運動がマスコミで大きく扱われ、それに反対するだけのネット世論。こんな状態から脱する為には、自己の確立、国家としての「個」の確立、日本国を日本国足らしめている歴史から、我が国の国格を再認識する必要があります。それが「大人になる」ということでしょう。 でなければ、何が自分達の根幹か、何を守りたいのか、何の為に戦略を練るのかがわかりません。これでは戦略の立てようがありません。このままでは、経済だけの視点、何処と付き合えば儲かるか、だけが問題となります。正に悪い意味での「商人国家」と成り下がってしまいます。 ◇ 江戸時代の初期、支那では明が滅んで清となりました。その影響を受け、我国では、日本国とはどういう国で、どうあるべきか、そしてその正統性は何かが考えられました。それが尊王思想となり、明治維新につながったそうです。 大人になる為に、国家としての「個」を確立しようとして、日本国とはどういう国で、どうあるべきか、そしてその正統性は何かを考えた時、果たして「天皇」抜きで我が国の正統性が確保できるのですか?。 日本人であるならば、そこまで考えて欲しいと思います。 ←"人気blogランキング"に参加しています。
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本の切味 03032008
山本夏彦ではないが、戦前は新聞記者は陰で「羽織ゴロ」と蔑(さげす)まれていた。ゴロとはごろつきの略である。それがいまではジャーナリスト、第4の権力と社会的な評価がきわめて高い。テレビなどの報道機関も同じで、公正、中立を旨とするのは建前で、偏ったファクターが厳然と存在しているのは、いまや当たり前のことである。その正義の旗振りが世論をねじ曲げ、誘導し、更には他国のいわれのない反日カードに使われることも、さすがに多くの国民が理解するに至った。 ここまで書くと、それがどの新聞社、通信社、その... ...続きを見る |
つき指の読書日記 2008/03/03 07:36 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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良い記事ですね。 |
ルイージ 2008/03/06 09:43 |
こんばんは、ルイージさん。 |
カァ 2008/03/06 18:55 |
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北方領土の日
Takeshima is Japanese Territory.