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help リーダーに追加 RSS 本日は「竹島の日」

<<   作成日時 : 2008/02/22 20:36   >>

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 2月7日は「北方領土の日」、2月22日の今日は「竹島の日」。片や閣議了解、片や島根県の条例と、格差はありますが、何だか2月は「領土奪還のキャンペーン月間」のようです。また、2月11日は「建国記念の日」でもありますから、否が応でも自分が日本人であることを自覚させられます。

 さて、今回は「竹島の日」ということですので、領土と国民について、思ったことを少し書いておきます。

 昨年に読んだ「日本的革命の哲学(山本七平著)」に、面白いことが書いてありました。とは言ってもこの本は、象徴天皇制を創出し、律令や憲法のような継受法ではなく、我国で初めて自らの規範を条文化した、固有法である御成敗式目を制定した北条泰時の思想を探求することにより、鎌倉時代から現代に引き継がれてきた考え方を浮き彫りにし、自分達の考え方を歴史的に把握し直そう、という本で、別に「領土」とか「国民」について書いてある訳ではありません。

 領土との関係で私が気になったのは、御成敗式目から読み取れる日本人の所有概念について書かれた部分です。山本氏は「近代社会の萌芽があると思う」と記されています。まぁその分析は分析で素晴らしいと思うのですが、今回取り上げますのは、そこで引用された川島武宜氏の「所有権法」です。

 Wikipediaで見てみると、「所有権法」という著作は見当たらず、「所有権法の理論」か「川島武宜著作集 第7巻 所有権」ではないかと思われます。何度も編集、加筆修正を繰り返している内に、同一の題名でも同一の内容ではないものや、ほぼ同じ内容なのに題名が異なるものがあるそうで、ゴチャゴチャしているようです。

 おいおい大丈夫か?、と少し心配にもなりますが、とりあえずここに孫引きをさせて頂きます。
 所有権の侵害は、単なる物質的利益の侵害にとどまらず、主体者の人格的利益、その精神の自由の侵害として意識される。したがって、その侵害に対して戦うことは、人間の主体者としての権威を維持し回復するところのものとして高い精神的倫理的価値をもっている。イエリングが言うように、近代法秩序はすべての人々のかような意識、その現実の発現たる「権利のための闘争」によって維持され得るのであり、もし人々にかような主体性=「権利」の強い意識乃至感情が欠けているときには、法は踏みにじられ、正義は地におちてしまうのである。
赤の太字は管理人)

 なるほど、物を奪われると人は怒りますが、それって「人格を否定された」という感覚だたんですね。これを国家に置き換えてみると、「所有権」が「領有権」となりますが、結局は同じ事で、領土を奪われるということは国格を否定されることなんですね。

 そう思うと、東シナ海でのガス田の開発も、日本がやっても採算が合わないとか、竹島も漁業のほかには価値の乏しい無人島だとか、そんな単純な損得勘定の問題ではなく、国格・独立国家としての尊厳の問題なんですね。

 そう言えば朝日新聞論説主幹の若宮啓文氏は、損して得とる策で、いっそのこと竹島を譲り、韓国と仲良くすることで得をしよう、と夢想していましたっけ。この夢想は、川島武宜氏のお説からすると、近代法秩序、国際社会の場なら、国際法秩序を崩壊に向かわせることになります。浅はかですねぇ。

 さて、領土を奪われたら国民は怒る!、なんて当たり前のことをダラダラと書いていますが、でもこの「当たり前」を、「単なる物質的利益の侵害にとどまらず、国格の否定となる」とハッキリと言葉で理解するのも重要だと思います。トンチンカンな損得勘定だけの意見を廃す為にも、また戦後の平和主義にドップリと浸かった国民に訴える為にも。

 「領土を奪還するということは、国家としての権威を維持し回復するところのものとして高い精神的倫理的価値をもっている」ってことですね。

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読書の粋 02292008
 東洋の果ての島国である日本が、なぜアジアの中で一国だけで、いち早く近代化、工業化を推し進め、いまや世界第2位の経済大国になりえたのだろうか。この答えを探るために2冊の本を手にした。  その前に冷静終結後、ソ連の崩壊後のロシアが、あれほどの科学技術や工業力が一定以上の水準であったにもかかわらず、いまだに近代化、市民社会が健全な形で発展できないのはなぜだろうか。マフィア経済、バザール経済からやっと豊富な地下資源の輸出により、その資金力で経済成長への歩みをはじめるようにみえる。しかし民主主義... ...続きを見る
つき指の読書日記
2008/02/29 07:20

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど、領土奪還は国家権威の維持と国民の精神的文化的価値観の維持に通じるところがあるわけですね。隣国と仲良くするだけが真の平和・友好ではあり得ないわけです。国家としての尊厳を守ることは自分の意志のすべてを守ることであり、領土を奪われたということは国家の尊厳を傷つけられた、つまり自分の尊厳を傷つけられたのと同じなわけですよね。私もすっかりそんな平和友好論にどっぷりつかってしまっていました。
かついち
2008/02/22 22:30
こんにちは、かついちさん。
そうそう、それなんです。
何だか私がダラダラ書いた文章よりズバッと言いたかったことまとめて頂いたみたいです。
ありがとうございます。
カァ
2008/02/23 11:16
いにしへに何か譲らむ耳塚を再び築くもほどちかくして

與謝野鐵幹
彦十郎
2008/02/23 14:50
こんばんは、彦十郎さん。
オフ会では大変お世話になりました。有意義な時間をありがとうございます。
昨日は体調が優れなかったのでしょうか。寝不足だけなら良いのですが、何だか明かりのせいか、顔色が悪いようにも見えました。
体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。
カァ
2008/02/25 23:13
どうもご心配をお掛けしました。
彦十郎
2008/02/28 16:26
こんにちは、彦十郎さん。
寝込んでしまった時の顔が青白く見えたものですから…。
ただの飲みすぎということであれば安心します。
お体にはくれぐれもお気をつけ下さい。そしてこれからも宜しくお願い致します。
カァ
2008/03/01 12:56

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